この記事では、田舎から東京へ引越して得たモノと失ったモノについて書いています。
憧れだった都会は、田舎では得ることのできない様々な経験を体験させてくれます。
引越してから数ヶ月は新しい事の毎日で楽しい日々を送っていました。
しかし、時間が経つにつれて自分には田舎での暮らしの方があっていたかも…と後悔する方もいます。
この記事を読むことで、都会で失うものより得るものに価値があるのかを判断して、都会への移住を検討できます。
今回は、何度も田舎から東京へ引っ越しを繰り返した筆者だからこそ分かるエピソードトークも交えてご紹介します。
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田舎から都会に住んで得たもの
田舎から都会に住んで得たものは数えきれないほどたくさんあります!
筆者は田舎から都会に引越して本当に良かったと思っています。
そんな中でも、筆者が都会での暮らしを選ぶにあたり、大きな決め手となったものを厳選してご説明していきます。
- お金の余裕
- 社交性
- がまん強さ
- チャレンジ精神
- 専門的な知識が身につく
- 自分の世界を広く見る力
- 車がなくても成り立つ生活
筆者の場合は、地元で働いていた頃に比べて自由に使えるお金が4万円も増えました。
よく「都会は物価が高いし出費が増える」なんて決まり文句を言ってくる人がいますが、そうでもないです。
しかしその分お給料もグンと上がるので、どちらかといえば収入の方が増えます。
東京の民間企業は平均年収が513万円、福岡の民間企業の平均年収は386万円です。
その差は127万円もあります…
(参考:All About(年収は100万円以上少ない?))
お金に余裕が出てくると精神的にも余裕が生まれるため、周りと比べたりして小さな事で悩んだりすることがかなり減りました。
都会は人との出会いが多くあるので、自然と社交性が身に付きます。
田舎だと友達関係も変わらず、自分の関わる人が大きく変わらないことが多いです。
そのため社交性が身に付かず、新しい環境や新しい出会いが苦手になってしまいます。
筆者もその一人で、知らない人がいる飲み会や、進学や就職などの新しい環境が大の苦手。友達作りや会話の広げ方がわからなかったです。
しかし、都会に暮らしてから人との関わりが増えて、環境の変化にも慣れました。
今では人見知りが改善して、初対面の人ともそれなりに話せます。
その影響からか、田舎に帰ると家族や友達に「明るくなったね」と言われます。
都会では、人気のカフェや新しくできたお店に多くの人が並びます。
他にもレジでの行列や、朝の通勤ラッシュ時の駅内などは非常に長い列ができて、順番にゆっくり進んでいきます。
そのため自然と、待つことへの耐性がつきました。
地元にいたときは、ランチタイムのレストラン街ですら待つのが苦痛でした。
しかし今ではそれが当たり前なので、待ち時間も友人と話したりして楽しく過ごせています。
都会には沢山の選択肢が広がっているため、自分次第でどんどんチャレンジ精神が培われていきます。
筆者は元々かなりのめんどくさがり屋で、新しいことに挑戦するのが苦手でした。
そのため就職先を探すときも、今までやってきた仕事を選んでいました。
しかし大都会の東京に来て、ずっとやりたかった座ってできる事務の仕事に挑戦しました。
生産性を重視して仕事を進めるのが好きな筆者には意外と事務仕事があっていて、仕事が楽しくなりました。
そこからはなんでも出来ないと決めつけずやってみよう!
という前向きなチャレンジ精神が身につき、新しい趣味や特技を沢山見つけることができました。
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都会には田舎より多くの求人があるため、幅広いジャンルの職種を経験することができます。
そんなに地方がいいんだろうか??東京の好きなところは利便性だけど、資格やキャリアがない女性でも選べるほど仕事があるのも好き。
— よしちゃん🐾 (@mi_mi_neco) August 3, 2020
教育や医療も都会の方が選択肢は多いと思う
自分の趣味や特技に関連するものを仕事にすることもできます。
そして仕事にすることで、趣味や独学程度では学べなかった専門的な知識が身につくのです。
そういった専門的な知識は、今後の仕事でもあらゆる方向で活用できます。
都会で仕事をするということは、いわば新しい業種の専門的な知識を身につけるチャンスでもあるのです。
筆者は都会に出てきて、どんなことにも視野が大きく広がりました。
- お店の常連さん
- 友達の友達
- 職場の先輩の友人
など、今まで出会えなかった人たちと関わることができます。
会社の人や友達以外との関わりは都会に出てきて得たモノです。
普段関わらない人と関わることで自分と違う考えを勉強できたり、知らないことに新しく知識がついたりします。
こういった人との出会いで自分の目標や夢が増えて人生が楽しくなったので、都会に住んで得たものの中でこれは一番大きかったです。
車の免許を現在持っていない人でも、都会で全く不自由なく生活できます。
車の免許を持っていない筆者にとってこれは本当に感動的なことでした。
免許、東京に住む気ならいらない
— 進学大全(公式) (@hinarbakaa) February 9, 2021
間違えて都会から出てしまうととたんに必要になる
田舎では駅やバスの本数が少なく、自分の好きな時間帯に行動することができません。
また、実家から最寄駅は徒歩40分と非常に遠かったです。
そのため田舎での暮らしに車は必需品でした。
それに比べて東京の山手線は、3〜5分に1本間隔で電車がきます。
(参考:時刻表JR東日本)
そしてなにより駅やバス停がかなり多いため、徒歩のみでも十分生活が可能です。
だから車がなくてもどこへでも遊びに行けますし、より広範囲で仕事を探すことができます。
田舎から都会に住んで失ったもの
田舎から都会に住んで失ったものは、田舎から離れて気づいたものばかりでした。
これらは言ってしまえば、都会にはない田舎の魅力でもあります。
筆者が実際に都会に住んで失ったものや、田舎から離れることで気づけた田舎の魅力をご紹介します。
- 地元の友達
- 澄んだ空気や自然の癒し
- ご近所さんとの濃い絡み
- 広々としたお店の解放感
- 美味しい水道水
筆者は都会に出てから、ほとんどの地元の友達と疎遠になりました。
その理由は、地元と実家の距離がそこまで近くないためすぐに帰れず、会う頻度が減っていったことです。
また地元には、都会に出て行くことを良く思わない人が沢山います。
そういった友人からはSNSで「染まったね」と冗談混じりに嫌味を言われたことがあります。
でもそんな心の狭い人と関係が切れて、今ではよかったなと思います。
本当に仲のいい友人は、時々実家に帰っても昔のように楽しく話したりできます。
久しぶりに会うことで、話すことも沢山溜まって普段できない話もできます。
大人になっていく上でこの距離感は重要だと思っています。
筆者が生まれた田舎では、海や草木が身近にある生活は当たり前でした。
それらに伴い虫も多く発生するので、早くこんな町出たいとばかり考えていました。
テレビで紅葉や森林などの自然特集を見ると、自然に癒される気持ちなど到底理解できませんでした。
しかし、実際に大都会である東京に住んで半年ほど経った時突然、自然に溢れる地元の環境が恋しくなりました。
人が多く狭い空間にたくさんの施設が集まっている東京にいると、地元の海や森林が広がる開放感溢れる空間の魅力に気づいたのです。
都会での暮らしでこういった自然環境は失ってしまいましたが、筆者は地元をより一層好きになれたので、最終的には良かったと思っています。
都会ではご近所付き合いが全くと言っていいほどないです。
これについて筆者は、最初は面倒なことが減って良かったと思いました。
しかし数年経った今は、ご近所付き合いの多くのメリットに気づきました。
まず、災害時に一人でどうにかしなくては行けないという不安が軽減することです。
他にもご近所付き合いがあると、一人暮らしだった場合も寂しい気持ちが緩和されます。
ご近所付き合いは適度にあってもいいと感じています。
都会にはたくさんのお店があり便利ではありますが、施設が密集しているため駐車場がなく、一つ一つの店舗面積が狭いことが多いです。
例えば、コンビニも本当に狭いところは人と人がすれ違うことが出来ないなんてこともよくあります。
地元にいたときは、お店に駐車場があるのは当たり前ですし、コンビニも大体どこも通路に余裕があります。
窮屈なお店で買い物をするたびにストレスを感じるので、田舎のような広いコンビニやスーパーが都会にはもっと増えてくれたら嬉しいです。
筆者の地元の水道から出る水はそのまま飲んでも十分に美味しいため、水を買うという概念がありませんでした。
そのため初めて都会の水道水を飲んだときは、田舎の水道水に比べて薬の臭いが濃く、とてもそのまま飲むには厳しい味だったのです。
東京に来て初めて水道水をおもっきり飲んでみたけど、やっぱりまずいな。昔よりはめちゃくちゃ美味くなったとは思うけど(´・ω・`)
— あきら@情シス (@sudaakira) February 22, 2021
まとめ
筆者は田舎から都会にでて失ったものもがたくさんあります。
しかしそれよりも、都会にでて得たものの方が自分の人生により良い影響を与えてくれました。
都会での暮らしに憧れている人は、ぜひ行動に移してみてください。自分の価値観をいい意味で変えてくれるはずです。
今後上京や都会での生活を検討している人たちも、今回に記事が参考になてくれたら幸いです。